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第九章 おわりに 南海の女王陛下への信仰とジャワ人生活への影響 (9)

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     権力と支配の問題でアッラーを源とする権力としてジャワ人たちに確かに見られていることもあり、それゆえに施政を敷くうえで聖なるものに自分を近づける努力を常に要求されるのである。現世の権力とは天啓と超自然の祝福、支配の源と彼らとの緊密な関係があることのサインなのである。このようにして王個人から王国の地域の住民に安寧を保証し恩恵を与えることができる魔力を発すると考えられている。神から与えられた超能力でサルタンは超自然界と交信ができるとジャワ人に理解されている。事実、実際に起きたのはジョグジャカルタ王宮(現在ではインドネシア)の頂点にいる支配者とはアッラーに自分自身を近づけることができるようになった人たちであり、、ゆえにアッラーは、平和と繁栄を人々にもたらすことができる指導者になるひとたちに色々なma’unah (Karamahのような)を伴って神の助けという祝福をお与えになるのである。ジャワのイスラム哲学の言葉では、一国の頂点にある指導者は知恵の頂点の段階に達したものでなければならないことが要求されている、すなわち自分の行動をコントロールできることであり、ゆえに精神世界と超自然界との交信を伴って彼は神から天啓を受けることができるのである。このようにしてその権力の下での自然の平衡が調和的に維持されることができるのである。


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      • 2020.04.06 Monday
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