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ジャワ・ヒンドゥー王朝の衰退とイスラム諸国の勃興 第七章 Demakイスラム国の建国 (2)

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    第二節       スマランの町の建設
     スマランはDemakの都の入り口の港市になった。Demakイスラム国にとってスマランは重要な都市になった。<195>それ故、直ちにJin Bun将軍の注意を引いた。マジャパヒトの都で三年間にわたりスパイ活動をしたKin SanはJin Bunとともに1478年にマジャパヒトを後にした。彼はJin Bunが信用を置いた人であった。このような経緯で、Kin San別名Raden Kusenはスマランの町の支配を任された。しかしながら彼にはスマランの町を港市として建設するという重要な仕事があった。この仕事を実行するに当たり、スマランの華人たちの労働力を動かすことに賛成する援助者の力をKin Sanは必要とした。Kin Sanは直ちにGan Si Cangをスマランの華人惣代に昇格させた。Gan Si Cangはムスリムではなかったものの故Gan Eng Cu別名TubanのArya Tejaの息子であった。このようにしてイスラムのみならず道教のグループも政府内に適当な地位を得ることになった。イスラムグループの長はKin Sanで道教グループの長はGan Si Cangであった。
    Gan Si Cang
    Gan Si Cang (Sunan Kalijaga) Raden Said
     
     スマランの華人の大部分はムスリムでなかったため、Kin SanがGan Si Cangをスマランの華人惣代にあてたことは極めて賢明な策であった。彼らは専門分野での熟練した職人たちであった。船大工が造船のために重要であった。港市としてスマランは多数の木造船を必要とした。Gan Si Cangは造船の分野で華人船大工を動かすのに最適の人物であった。Kin SanとGan Si Cangはスマランで製材所を再開し、長いこと放置されてきたドックを完成させたのであった。
     スマランの町はジャワ海と東インドネシア海域での交易ルートを支配する港市になる準備をしていた。マジャパヒト時代にはジャワ商人たちの専売であった香料交易をスマランの華人商人たちの手に渡す必要があった。スマランからの商船は香料をMaluku諸島で買い取ってマラッカで売るために単独で航海しなければならなかった。<196>この交易から得られた大きな利益はスマランの町とDemakの都の建設に利用することができたのであった。

    続く

     

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      • 2018.04.16 Monday
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      コメント
      Sunan Kalijagaだけがジャワのプランコンをかぶっているのが謎でしたが、非ムスリムであったことがわかり納得できました。
      • 度欲おぢさん
      • 2015/10/29 9:33 AM
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