付録 Babad Tanah Jawi (ジャワ年代記) (8)

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    61) DewiはSenopatiの膝の上に座りSenopatiは絶えず接吻し互いに強く抱き合い愛に満たされていた。<306>

    62) 短い聖歌のメロディー、二人の甘い生活は七日続き、やがてMataram王国に帰ることになるSenopatiは海中に滞在した。

    63) 歌いながらSenopatiはこう言った。「私の大事な人よ、幸せになってください。私はMatramに帰ります。海の宮殿に長いしすぎたから、私を待ち続けている人がいるに決まっている。

    64) Mataramの人たちはすでに長く国を守ってきた」。Dewiは悲しい思いでそれを聞き、Senopatiが帰国の挨拶をする時には悲しみのあまり泣き出してしまい月も激しく泣いたのだった。

    65) その気持ちに達する前に愛するSenopatiに対して膝の上からゆっくり降りた女王の忍び泣きが聞こえた。「このように、愛する気持ちは同じ。

    66) あなたの愛する気持ちと同じように、例えば私が与え、あなたのすべての希望に従うことができたら、私はあなたにとって役に立つことは確かでしょう」SenopatiはRatnaの涙の意味を心中で分かっていた。

    67) ゆっくりと帯を解き髪飾りを付けDewiに別れの言葉を送り、Senopatiは歌いながら庭園を回るために彼女を連れだした。<307>

     

    KINANTHI (邂逅)編 終


    付録 Babad Tanah Jawi (ジャワ年代記) (7)

    0

      51) Mataramの支配者は手の指を作り出すことはできないにもかかわらず、私の手の指は小さくて、もし折れたらだれが替わりになるのかしら」。Senopatiは微笑みながら「ああ美しい人よ怒らないでください。

      52) 私はあなたの手を取り、いとしい人よ、誤解しないでください。ただあなたの指輪を見たいだけです」と言った。その後Dewiは丁寧に「あなたが私の指輪を見たいのが本当なら、遠くから見てもいいですよ。

      53) それは本心でないのは当然で、指を触る振りをして何かを望んでいるのは当然で、思いははっきりしているのが見えるから確実な愛の約束をしてほしい」と答えた。

      54) Senopatiは微笑みを浮かべながら歌を口ずさんでほめそやし、その声は心を開かせるほどほれぼれとするものだった。美しい女王はすでに魅せられて、その恋心はSenopatiに向って開かれ、女王のほほえみは男を虜にし、Senopatiは彼女の恋心に触れたのだった、

      55) Dewiはゆっくりと話しながらSenopatiの膝の上にもたれかかり、自分に向けたその希望を拒まず、その生きとし生けるもの希望を満たしたのであった。<305>

      56) 世界を支配するSang Hyang Wikuの生まれ変わり、SenopatiはDewiへの期待は支障なく、象牙でできた木偶人形のように膝の中で親しく見つめあうのであった。

      57) かぐわしいベッドに運んで入り絹の肩掛けで覆ってSenopatiの望みをやってこさせ、ヤシの双葉の中にある満開の花のように美しい女王に常に親しく。

      58) 霊体を伴ったParahyanganの悪霊と悪魔、互いに愛し合っている貴族を彼らは覗いて、女王が敏感に感じてうめくまでになった時に彼らがささやきあうのが聞こえた。

      59) Dewiが処女膜を失った時、驚いたことにそれはベッドの上を洪水のように満たし、髪型は崩れ芳香が漂い海の都も壊れんばかりであった。

      60) Dewiは芳香を放つベッドの上にぐったりと横たわり処女膜はなくなり、Senopatiは自愛のこもった目で見つめてゆっくりとDewiを起こして二人で座った。


      付録 Babad Tanah Jawi (ジャワ年代記) (6)

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        41) 「この私は簡単に申し上げただけで病気だったので海に来たのです。恋の病の薬になるようなものを長いこと得ていません。

        42) 僕は世界中を旅してそれを得ようとしたのですが、病気の解毒剤になるものはあなたを置いてありません。病の時に適切なのは恋の病を治せるもの、僕に対する誠実な愛情なのです」。

        43) 女神はSenopatiを見ながら顔をしかめてうつむいたが、男性に対して常に度胸があり、Senopatiに対して女神は「あなた、それは嘘を言っているのではありませんか、私の考えは間違えていないでしょう。

        44) 口では薬が欲しいと言ったが、本当は病気でもなんでもなく、王になりたいという病気であり、師匠に敵対するのは気分が悪く、Pajang国の支配権を掌握すると命令があった」と誘った。<303>

        45) 最後に女神はSenopatiに言った。「Mataramに住んでいて海まで放浪してきた美しい王子に何が不足しているのか。心の病になるものは治療できないと。

        46) 私は本当に医者ではなく、あなたが考えている恋心がとぼることには影響しないだろうし、ジャワの地を支配する更に王の中の王になる者が同じ王に脅かされるのです。

        47) Mataramに住んでいる者にとって、確実に必要とするときに美しい一流の女性が不足することはないし、いずれにせよ一流の人達に用意された女性がいる。

        48) 腰巻を巻いているので男性に対面するのが不得手な臆病な女性だから、私が一人でいる間に王国に忠実な夫を持ちたいと思ったことがあった。

        49) 私の身体を必要とされたとしても、Mataramの貴族に対する忠誠のためにだけ許される」。Senopatiは南海の女王の甘美さを見て楽しみながら女神の言葉を聞いたのだった。<304>

        50) 時間がたてばたつほどSenopatiの心は耐えきれなくなり、そっとDewiの腕を触り、Ratna Dewiは優しくこういった。「ああ王子、病気になるわ。王子、本当は何をしたいのですか?最後には私の手と腕をさすりながら。


        付録 Babad Tanah Jawi (ジャワ年代記) (5)

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          31. すぐに二人は移動し、Senopatiと女神は気持ちよいベッドにやってきて美しいカーペットの上にゆっくりと座った。Senopatiは不思議そうにそれを見た。

          32. それはいろいろなSri Kumendhungの装飾がなされ天国が映ってきたようだと感じられ、女王はSenopatiに「これがその形で、所有者がいないのでベッドは悲劇の寡婦なんです」と言った。

          33. かぐわしい女神を横目で見て微笑を浮かべながらSenopatiは「妹よとてもかわいそうだ。寡婦であるだけとの言葉でしたが実際には宮殿を越え、あなたの宮殿と同じものは存在しない。

          34. Sri Kumendhungの装飾を僕は初めて見、ベッドはすべて美しく、その所有者にぴったりで美しい形をしていて調和している。

          35. この宮殿を見て僕はMataramに戻るのが嫌になってしまったが、一つだけ残念なことがある。それは素晴らしい男性を所有していれば男性がいないほうがよい。

          36. 妻に忠実な素晴らしい男性とバランスの取れた美しい女性の原則はその女性が夫に忠実でたくさんの子供を作ることだ」とSenopatiは流し目で誘ったのだった。

          37. 女神はうなだれて座り微笑みながらやさしく「夫を持たないことは良く、夫を持つ人は増え、一人でいるほうがよく、邪魔するものはいないから」と言った。(k.243)

          38. 「抱き枕とともに敷布の上で気ままに寝返りを打てる一人寝の方がよく、しなくてはならないことがないから」と。Senopatiは微笑んで見て「その通り、妹よ」

          39. あなたに対して不思議に思うことは、海岸地方に一人の男性がいてその男は海を見ながら同情と憐れみを求めていて、それどころか宮殿の中にむりやり縛り付けられていることだ。

          40 .女王は最後には迷ってしまい、心に触れてその男の腹をつねり、Senopatiを誘惑するように微笑んで横目を使いSenopatiの心をつかみ、穏やかに言った。


          付録 Babad Tanah Jawi (ジャワ年代記) (4)

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            21. 伝統舞踊の踊り手が前に出て心を落ち着かせるようなその所作、心を奪う踊り手のいろいろな動作と美しいガメランの歌が始まる。

            22. Senopatiは大変驚いて魅入られて音楽のうねりに従って揺れる動きを見、音楽は心を落ち着かせ、美しい女神たちの容貌に長いこと目を奪われた・

            23. 目前の光景以外と南海の女王に対しても考えられることはなく、歌い手に比べると黄金の光を放っている女神はより美しかったので心臓がどきどきした。

            24. Senopatiは心の奥にある愛情を隠そうとしたが、その視点をずっと野放しにしておかず、女王をちらちらと見、心の中の葛藤を止めず、南海の女王はこのような種類の人たちではなく、女王は本当は霊界の存在であることをSenopatiは思い出した。

            25. Senopatiの最も奥の感情の中で、(K.241)地上を支配するための目的を達成するべく失望感が追随したが、Senopatiが何を考えているかを女王は既に察知していた。

            26. 心の中で海の女王に「私が結婚する必要がないとしたら王妃になる必要は必ずしもなく、影響を与えることがない男性になったほうがよい」と話した。<300>

            27. 既に私の誓いとなり永遠に独身でいて希望を待ち続けるための目的をもち後日迷惑となり、努力はするが傲慢になる。

            28. マタラムの支配者はその国のことを忘れるべく大洋が好きになり、女王は心に任せて微笑み顔を伏せて目を左右に動かしてSenopatiをちらりとみて、Senopatiは失望した。

            29. 芳香を漂わせる女神を盗み見してもその感情ははっきりとはせず、優雅にこういった「私が求める美しい乙女、宮廷内の壮麗さを私は長いこと見た。

            30. あなたのベッドを私はまだ知らない。あなたのベッドはどのように見えるのだろうか」と。女王はそれに答えて「あなた次第でそれを見なくてはならないとその形は美しくありませんし、だれが所有しているのでしょうか、私はただそれを守っているだけです」


            付録 Babad Tanah Jawi (ジャワ年代記) (3)

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              11. 女王様の顔が見えた時それは天国の女神Habsariの容貌より優れていて、その立ち居振る舞いは恋心を掻き立てその美貌は心を虜にした。

              12. 女王は顔かたちを変える超能力を有していて一日に七回変化し完璧な輝きを持つ美貌になったり、時にはとても年寄りになり、女神の行動の音楽が聞こえるとkelingsariの乙女のように変化した。

              13. 命令を下している時はいつでも、子供を失った女やもめのように、東の水平線から太陽が出ようとする時は容貌が天女のようになり、Kurawa[1]の女神のように悲しみに暮れているように馬に乗るのである。

              14. 大太鼓の時クディリの娘に似ており、Banowati[2]のように太陽が沈む時、女神Ratihのように変化するとき、夜になると美貌はさらに増す。

              15. 高度な超能力をもって女王は幽体同様に1000回も姿を変え、男になることもでき、女神の超能力の高さのゆえに世界中に存在するのである。

              16. 降伏していない人、霊体と生きているジャワの人間すべて、すべての王は降伏し南海の女王だけを彼らは畏怖し、服従し毎年捧げものをする。

              17. メラピ山とラウ山、大洋で王冠をかぶったものであるRaja PaceとNglodhaya、クルド山とウィリス山、Bledugの九つの泉、Kuwu女王、すべてが臨席する。

              18. 七本の榕樹[3]と倒された榕樹、榕樹の巨木、白い榕樹、Ngrobanの森の中

              に、すべては大洋に支配されて、Kebareyan Tegal Layang、Dlepihとパチタンに。

              19. ジャワ全土に広がった霊界の諸王のすべては献身したが、Krendhawahaajiに対抗するGuwaterusanに命じられたGaluhだけは臨席しなかった。

              20. 美しい衣服をまとった乙女たちに提供された食べ物と酒、甘い飲み物Senopatiと南海の女王に戻って話そう。

               

              [1] マハバラータの重要登場人物ののひとり

              [2] マハバラータの重要登場人物ののひとり

              [3] ベンジャミンの木


              付録 Babad Tanah Jawi (ジャワ年代記) (2)

              0

                6. 霊界の存在に守られた大洋の真ん中に落ちて、美しい庭、威厳ある星々がちりばめられ、赤い真珠、各種のエメラルド

                7. その床はやや高く金で装飾されその端はプラチナで、全開の花を形どった彫刻の装飾で

                8. キラキラ輝いて涼しく感じ寝台の装飾は宙まで届く光が見られ、威厳ある光が輝いて、女神の城から出た光線にあたり、太陽が曇ったように見える

                9. 大きく高い城門はその頂部が大変美しいダイヤモンドで装飾され、太陽光線のような光を放っていて、昼間のような夜であり昼夜は同じになっている。 <297>

                10. 女神の宮殿での出来事を十分に長く話し合った後、心を開きあったMimiとMinutunoのようにSenopatiと女神を離れ離. することはできなかった。


                付録 Babad Tanah Jawi (ジャワ年代記) (1)

                0

                  <295>この付録にはBabad Tanah Jawi (ジャワ年代記)の中のPanembahan Senopatiと南海の女王陛下に関するエピソードを収録する。

                   

                  KINANTHI (邂逅)

                  1. Senopatiと女神様があっている間の二人のゆったりとした方法でSenopatiは先ほどの老女に見えたように女神様の容貌が実際にははっきりとわからなかった。
                  2. その後しばらくすると女神さまの顔は魅力的になり、Ratih[1]のような女神さまの美貌に惹きつけられSenopatiと女神は互いの視線を探したのであった。<296>
                  3. 宮殿に着くと、Senopatiのみならず女神も手のひらを開いて黄金でできたチュンパカの上に座り、女神はその体をくねらせたのでSenopatiは彼女を盗み見していた。
                  4. 女神の美しさを見ていて、女神は人間ではないということに気づき急に不安になりSenopatiは女神の宮殿の庭を見て回った。
                  1. 崇敬された庭の美しさ、古い金の寝台、Gatot Kaca[2]と猿王が空中で争い口論した時代に海に放り込まれた寝台
                   

                  [1] ジャワ帳で信じられているヒンドゥー教の月の女神

                  [2] マハバラタの重要登場人物


                  第九章 おわりに 南海の女王陛下への信仰とジャワ人生活への影響 (13)

                  0

                     デウィ・ランジャール[1]に北の海(ジャワ海)の派遣を南海の女王が委譲したので、海の「支配者」たる南海の女王陛下とインドネシアの王国の国王との「結婚」という形での理解は文脈的にみて、インドネシア民族の栄光と繁栄はこの国にとってどちらも非常に重要な資産として陸と海とを一体化したその成果に存在すると理解すべきである。インドネシア民族は確実に陸と海とを結合させなければならず、インドネシアの完全性を守護し、その島々を諸外国に奪取されてはならないのである。<294>財産とその天然資源も外国勢力に簡単に支配されたり提供されてはならない。過ぎさりし時代のインドネシアの大王たちが望んだようにそのすべてはこの民族に独自で運営されなければならず、インドネシア民族は繁栄するとともに大きな国となるのである。全知全能のアッラーは最高の助け。

                     

                    第九章訳出終了 2020/1/09

                     

                    [1] Dewi Lanjar 北海の女王の名


                    第九章 おわりに 南海の女王陛下への信仰とジャワ人生活への影響 (12)

                    0

                       第三の角度。南海の女王陛下の存在への信心に対してどのような態度をとるかという問題以外に、現在わが民族が目覚めなくてはならないことの一つは、実は古ジャワ時代以来この民族が自己の社会の栄光と安寧の基礎としての海の重要性について深い理解と注意を払ってきたことである。上記の覚醒は単に南海の女王陛下への信心の形であるだけではなく、海洋の強固な探検者としての先祖の日常で形作られて、二世紀以来ジャワ人は広い海に漕ぎ出し、ゆえに10世紀には地球上の大部分で交易と航海のネットワークを有していたことは国際世界で認められているのである。ジャワ人の海洋への情熱の退歩は、ジャワ島内陸部に王都が移転した後、海岸部が外国に占領され植民地化されて初めて起きたのである。それゆえ、海軍と航路の拡大のために当時の植民地主義と対決をしなくてはならなかった。事実、インドネシアの地から植民地主義が撤退した後、この民族はいまだ完全に海域を支配できていないのである。いろいろな海上での力はまさに外国勢力にその運営を委託しており、この民族は最小の部分を得ているだけなのが実情である。ますますこの部分と南海の女王陛下の神話の霧も失われていくとともにこの民族の海への熱情もますます衰えていっているのである。


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